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いわき湯本、シード日大東北撃破 秋季高校野球福島県大会・第5日

09/17 07:30

【いわき湯本―日大東北】延長12回、決勝打となる2点適時打を放ついわき湯本の宮沢=牡丹台球場

 第76回秋季東北地区高校野球県大会は第5日の16日、あいづ球場(会津若松市)など県内4球場で2回戦8試合が行われた。

 いわき湯本は延長十二回タイブレークの末、シード校の日大東北を4―2で破った。継続試合となり、四回裏から再開した会津北嶺―福島成蹊は、十回タイブレークの末、会津北嶺が12―11で勝利。一回裏から再開した郡山北工―学法福島は、学法福島が5―3で制した。

 第6日の17日は、雨天のため順延となった聖光学院―只見、福島工―会津の2試合があづま球場(福島市)で行われる。 

 延長12回、いわき湯本1年生が決めた

 延長十二回にまで及んだ大激戦。いわき湯本の選手たちは「チームのために」を合言葉に懸命にプレーし、シード校の日大東北に競り勝った。
 延長十二回表、タイブレークからの1死満塁の好機に2点適時打を放った宮沢琉芽(りゅうが)(1年)。「チームのためになれてよかった」ととびきりの笑顔をみせる。打席に入る際、仲間からの「お前なら行ける」という言葉に自信をもらった。中央低めの変化球を思い切り振り抜いた。打球は中堅手を越え、チームに2点をもたらす決勝打となった。
 このリードを守り抜いたのは、エースの小野隼太朗(2年)だ。「宮沢がとってくれた2点を守る」という思いで十二回裏のマウンドに立った。ゴロで走者を進められて二、三塁とされたが見事に無失点に抑え、完投も果たした。「最後の打者を打ち取った瞬間は本当にうれしかった」と喜びを語った。
 「(周囲に)勝てないと思われていたシード校に勝てたのは、チーム全員で同じ方向を向けたから」と語る小野。チームの目標であるセンバツ出場に向けて、次戦も「全員野球」で挑む。(石田あやめ)

◎ーーあいづ球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会津北嶺 0 0 0 0 5 2 0 1 0 4 12
福島成蹊 0 1 0 0 6 0 1 0 0 3 11

(延長10回)

◎ーーあいづ球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
須賀川創英 0 0 0 0 0 5 1 0 0 6
磐城 0 3 0 3 2 3 1 0 X 12

(試合終了)

◎ーーあいづ球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
福島東 0 3 1 0 2 0 2 0 1 9
会津工 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3

(試合終了)

◎ーーあづま球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
学法福島 0 1 1 0 0 0 0 3 0 5
郡山北工 2 0 0 0 0 0 0 1 0 3

(試合終了)

◎ーーあづま球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
福島工 0
会津 0

(雨天順延)

◎ーーあづま球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
聖光学院 0
只見 0

(雨天順延)

◎ーー牡丹台球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
南会津 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
平工 0 4 0 0 3 0 1 1 X 9

(試合終了)

◎ーー牡丹台球場ーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
いわき湯本 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 4
日大東北 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2

(延長12回)

◎ーー白河グリーンスタジアムーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
二本松実 0 3 0 0 1 4
光南 2 2 5 5 X 14

(5回コールド)

◎ーー白河グリーンスタジアムーー◎

2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
郡山商 0 0 0 2 0 0 0 0 2
学法石川 1 3 0 1 3 0 0 1x 9

(8回コールド)

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