【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は8日、セブン&アイ・ホールディングスから買収提案を拒否されたカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールが買収金額の引き上げを提案したと報じた。総額は約7兆円になるという。当初は5兆5千億~6兆円規模だった。
ブルームバーグは関係者の話として、提案は9月19日にセブン&アイ側に伝えられたが、実質的な協議は行われていないとした。買収額の増額はクシュタール側の強い買収意欲の表れとみられるが、セブン側の動向が注目される。
米メディアはクシュタールがセブンの発行済み全株式を1株当たり18・19ドルで買い取ると新たに提示したと報じた。