福島民友新聞社は、昨年から今春にかけて創刊120周年記念で連載した大型企画「街道物語」に、付属資料を加えて一冊にまとめた「福島 街道物語」を発刊。28日に発売している。
先人が行き来して多くの文化や物資が交わり合った街道筋。連載では記者たちが自ら街道を歩き、栄華の跡や今の町並みの中に、地域の誇りを改めて見いだして多くの反響を呼んだ。
新刊は全37回の連載記事を収録、美しい写真とともに街道筋の今の姿を届ける。直木賞作家の中村彰彦氏(東京都)が「巻頭言」をつづった。
記者たちが出合った観光や食事のおすすめスポットも紹介し、旅ガイドとして便利。また、旧街道絵図など未掲載資料を新たに加えた。料金は1200円(税込み)。福島民友新聞社の本社、支社・支局か最寄りの書店で購入できる。問い合わせは福島民友新聞社出版部(電話024・523・1638、平日午前10時~午後5時)へ。
◆取り上げた街道
奥州、下野、陸前浜、二本松、越後、白河、米沢、水戸、羽州、岩城、相馬、御斎所、板谷