天栄村湯本の奥深い山中にたたずむ二岐(ふたまた)温泉。渓流に沿って温泉宿が点々と並ぶ中で、急な石階段を下った二俣川沿いにある「湯小屋旅館」は、ひときわ建物が古くてひなびている。ここは伝説の漫画家つげ義春さん(82)の作品「二岐渓谷」のモデルになった場所だ。今は改装のため休業中だが、工事は完了間近である。 「年明けには再開したい」と現在の館主、高萩一之さん(62)=白河市=は話す。高萩さんの本業...
この記事は会員専用記事です
残り2,185文字(全文2,385文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。