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【久米正雄(下)】郡山・第四次「新思潮」 人の心見つめた微苦笑

2020/11/23 12:55

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「微苦笑」を連想させる表情をした久米正雄のブロンズ像。漫画家の横山隆一が制作したという=郡山市こおりやま文学の森資料館

 129年前のきょう誕生した作家久米正雄(1891~1952年)。彼は通俗小説の書き手といわれるが、少年期を過ごした郡山でその面影をたどると、多面的で複雑な表情を持った作家に思えてくる。  久米が家族とその一室で暮らした洋館、開成館の前の道を東へ1キロ足らず進むと、こおりやま文学の森資料館がある。南側の裏口から敷地に入ると、すぐに白御影の句碑が現れた。〈魚城移るにや寒月の波さざら 三汀〉。「三汀(...

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