「スタジオジブリ」と、200回以上にわたってジブリ作品を放送してきた「金曜ロードショー」のそれぞれの足跡を通し、ジブリ作品の魅力に迫る「金曜ロードショーとジブリ展」が来年7月19日~9月28日、福島市の県立美術館で開かれる。ジブリ作品のポスターの中に飛び込んだかのような撮影が楽しめるフォトスポットや、作品の世界を造形物で表現した空間など、ジブリの世界を体感できる内容となる。
金曜ロードショーの放送が始まった1985年は、スタジオジブリが「スタジオ開き」をし、日本テレビの特別番組で「風の谷のナウシカ」が初放送された年でもある。今回の展覧会は85年を起点に、歴代のジブリ作品の魅力と、金曜ロードショーで放送された当時の世相などを振り返り、ジブリ作品が不動の人気を築いた軌跡を振り返る。
見るだけでなく体感できるのが特徴で、ジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できる「ジブリ映画ポスタースタジオ」は、新しい展示空間。「魔女の宅急便」「もののけ姫」などいくつものフォトスポットが登場する。
さらに、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテの一部を展示するほか、作品が公開・放送された当時の事件・流行語、ヒット商品などを紹介し、ジブリ作品が世代を超えて愛されていることを感じることができる。チケットの販売時期や方法などは今後公開する。
同展は福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立美術館で構成する実行委員会の主催。福島民友新聞創刊130周年記念事業として開催する。