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聖光学院打線隙なし、4試合連続コールド 秋季高校野球福島県大会

09/29 08:00

◎ーーあいづ球場ーー◎

準決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
聖光学院 0 2 1 2 2 0 3 10
学法石川 0 0 1 0 0 2 0 3

(7回コールド)

【聖光学院―学法石川】4回に二塁打で出塁しその後生還した高木=あいづ球場

 第76回秋季東北地区高校野球県大会は第12日の28日、あいづ球場(会津若松市)で準決勝2試合が行われた。聖光学院は学法石川を10―3、7回コールドで下して決勝進出とともに東北大会出場を決めた。聖光学院は4年連続22度目。

 好機きっちり、左腕攻略

 聖光学院打線の勢いが止まらない。4試合連続のコールド勝ちで、4年連続の東北大会出場を決めた。2安打に加え、スクイズを成功させて役目を全うした6番打者の高木星輝(せら)(1年)は「自分たちのやるべきことをしっかりできた」と納得の表情だった。

 今夏も対戦した学法石川のエース左腕に対し、「右打者で攻略したいという考えだった」と斎藤智也監督。この日は右打者を6人並べたが、「左打者の中では最も対応してくれるだろう」と、高木を2回戦以来の先発メンバーに抜擢した。

 その起用に2回の第1打席から応えた。「どんな形でも自分が出ることが大事」と、左前打で好機を広げた。1点を奪われた後の4回は先頭打者で右越え二塁打を放って流れを引き戻し、その後、4点目の本塁を踏んだ。7回はスクイズを決める堅実なプレーを見せた。

 初戦の2回戦は「体が開く悪い癖が出た」と無安打に終わった。練習で修正に励み、東北大会が懸かる大事な試合で結果を残した。「決勝だと意識しすぎず、いつも通りのプレーでやってきたことを発揮したい」と高木。4連覇を懸けた決勝でもバットで輝きを放つ。(熊田紗妃)

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