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「次戦は先発出場のチャンス」と話す五十嵐 =1日、いわきFCフィールド

いわきFC、あす藤枝戦 攻めの応酬か…似たスタイル、J2

10/04 07:30

 サッカーJ2のいわきFCは5日、アウェーの藤枝総合運動公園サッカー場(静岡県藤枝市)で藤枝MYFCと対戦する。いわきの通算成績は14勝8分け11敗で順位は20チーム中8位。藤枝は14勝3分け16敗の11位。午後5時開始予定。

 「心臓」山口が不在、代役プレス能力見極め

 いわきと藤枝は昨季にJ2初昇格を果たした「同級生」。サッカースタイルにも似た点があることから、次戦は両者による攻めの応酬が予想される。いわきの田村雄三監督も「それぞれに体現すべきサッカーのぶつかり合いになる」と展望する。

 次戦のいわきが避けて通れないのは、累積警告により出場できないMF山口大輝の穴埋めだ。攻守に巧みで運動量もある山口は、チームに欠かせない存在として第7節秋田戦から先発出場を続けてきた。左サイドでの出場が続いているMF山下優人や、徐々に出場数を増やしているMF下田栄祐が代役の候補となる。

 藤枝がパスワークを強みにしていることから、指揮官が重要視するのは守備面。山口に代わる選手についても田村監督は「ボールを奪える選手でないといけない」と話す。「大輝が一番得意なプレー」(田村監督)という、相手のパスコースを消しながら前線へプレスをかけられる選手が選ばれるだろう。

 山下が中盤で起用される場合、空席となる左サイドの人選にも注目される。「先発で出られていない誰しもが、次の試合をチャンスだと思っているはず」と話すのは左ウイングバック候補のDF五十嵐聖己(郡山市出身)。自身も約1カ月、先発から遠ざかっているが「細かい課題に集中できた期間でもあった」と前向きだ。五十嵐は「残り5試合は一つのプレーが命取りになる試合が続く。全員の心を一つにして勝ちたい」と闘志を燃やした。(小磯佑輔)