【7】聖地、残酷な場所だった 聖光学院高野球部監督・斎藤智也

06/04 08:00

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初出場の喜びもつかの間、甲子園出場校のレベルの高さを痛感した。この大会が野球人生の岐路になった

 「甲子園」というのは残酷な場所だ。「甲子園で野球ができたら死んでもいい」と思い続けていたが、初めて出場した2001(平成13)年の第83回全国高校野球選手権大会で、都道府県のチャンピオン同士が戦う甲子園の現実を思い知らされた。 8月8日の開会式。聖光学院のユニホームが大観衆の前に入場してきた。「ああ、ついに来たぞ」。他の代表校と共に堂々と行進する選手たちを見て涙があふれ出た。 しかし3日後、初陣...

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