【8】事件を契機に白羽の矢 サッカー日本代表専属シェフ・西芳照

07/31 14:37

  • 有料記事
ジーコ監督はライブクッキングを絶賛してくれた。大きな励みとなった

 日本代表の専属シェフに就いたのは、ある「事件」がきっかけだった。  2004(平成16)年3月、中東で行われたアテネ五輪の最終予選。U―23(23歳以下)日本代表の選手が次々に腹痛に見舞われた。過密な試合日程が原因だったのかもしれないが、スタッフは「滞在先で衛生面に問題があったのではないか」という疑いを強めていたようだ。  月末にはワールドカップ(W杯)ドイツ大会の1次予選が迫っていた。五輪予選...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line