写真家としての「育ての親」が尾瀬ならば、「生みの親」は裏磐梯だ。 私が最初に発表した写真集は、裏磐梯の美しい風景をまとめた「裏磐梯彩景」(1995年)。 裏磐梯は、色鮮やかな水面(みなも)をたたえる湖沼や急峻(きゅうしゅん)な渓谷、ブナの原生林、そして高山植物が咲き乱れる湿原など、日本の自然風景の魅力が凝縮されている。私は、その魅力にとりつかれ、5年をかけて四季折々の表情を撮り続け、1冊...
この記事は会員専用記事です
残り570文字(全文770文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。