写真家人生を振り返ると、母との思い出がとても深く関わっている。 私は元々絵を描くのが好きで、小さい頃は画家になるのが夢だった。たびたび写生に出掛けては、山々に囲まれた緑豊かな風景を思いのままに描いていた。父が病で働けなくなり家計は苦しかったが、母はやりくりして画材を買ってくれた。好きなことをやらせてくれた母がいたことが今につながっていると思う。 母は短歌や俳句が趣味で北原白秋選に選ばれた...
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