「共有する」「つながる」という行為は、「命」というものの考え方と通じる部分があるのかもしれない。 共有とつながりを、私たちは「ふくしま本の森」の理念に置いた。そのものの見方は、僧侶だった父から影響を受けたと思う。 父は先の戦争で、中国やミャンマーなどに出征した。復員後、古里の三島町にある西隆寺の住職を務めた。父は時々、涙ながらに戦争の体験を語ってくれた。戦争の悲惨さを説く内容だったが、厳...
この記事は会員専用記事です
残り567文字(全文767文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。