【3】スイーツに可能性見た 向山製作所社長・織田金也

10/03 08:00

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開所と同時に入居した郡山市のインキュベーションセンター。オリジナル商品開発の出発点だったが、取り組みがうまく進まなかったことが生キャラメル作りのアイデアを生んだ

 生キャラメル作りは、初めて取り組んだオリジナル製品の開発が暗礁に乗り上げた焦りから生まれた。  微細な部品をはんだ付けする技術は、複数の大手電機メーカーで技術コンサルタントを手掛けていて定評がある。ただ下請け体質は創業時から変わらず、何度も経営の浮き沈みを経験した。「自社製品を開発し、自立できる基盤をつくらなければ」。そんな思いが強くなり、味を数値で示すことで視覚化する「味覚センサー」の開発を...

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