【4】仕事の8割なくなった 向山製作所社長・織田金也

10/04 08:00

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給湯室の一角が生キャラメル作りの拠点となった。ゼロからレシピ作りに取り組んだ担当者の姿が希望となり、そして世界に羽ばたく商品が生まれた

 「参考文献などを見ずにゼロからレシピを開発し、今までに食べたことがないような生キャラメルを作ろう」  2008(平成20)年春、フード事業部を立ち上げ、生キャラメルの開発を始めた。開発のコンセプトは県産食材を使うことと、歯に付かずに口の中で溶ける食感を出すこと。  栄養士の資格があり、味覚センサーの開発に携わっていた女性従業員1人を担当者に選び、工場内で唯一食品の開発ができそうな給湯室を改造...

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