「消去できるなら消し去りたい」 私は頼まれた仕事一つ一つを丁寧に演じたが、なかなか自分の演技に満足できなかった。 自分の演技を少し許せるようになったのは、テレビドラマ「相棒」シリーズを撮っている和泉聖治監督と出会ってからだ。 それは水谷豊さん主演の2時間ドラマ「遮断機の下りる時」に出演した時。せりふの言い回しで、和泉監督から注文が付いた。 「全てぼそぼそと一本調子で言って」 ...
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