「父さま、来ましたよ」 私にとって、二本松に来るというのは父に会いに来るという意味合いもある。 父は、古里に自分の美術館ができることを大変楽しみにしていたが、開館の半年前に急逝し、美術館を見ることがかなわなかった。でもこの大山忠作美術館は父が描いた多くの作品があり、父の魂が宿る場所だ。 父の美術館で私は、運営協議会顧問という立場にある。その役職を言うと「名誉館長ですね」と言われること...
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