【6】復興と創造の「のろし」 アクアマリンふくしま館長・安部義孝

11/03 08:30

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小名浜港で国際海洋博を開くという壮大な夢を思い描いた。いまも地元の人とその夢の実現を語り合うこともある。ポスト五輪のシンボル事業にできれば

 目の前の課題があまりにも大きすぎて、みんな諦めてしまったのかと思った。 東日本大震災から2カ月余り、地元のまちづくり団体の総会が開かれたが、肝心の復興をどう進めていくかという議論はほとんどなく、毎年8月に小名浜港で開く「いわき花火大会」も話題にならなかった。みんな疲れ果て議論する元気さえないように見えた。 「被災地は、外からの応援を励みにして、地域をよみがえらせる段階ではないのか」 僕は、「よみ...

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