【3】街の光景違って見えた ダルライザー・和知健明

11/28 08:30

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生まれたばかりの長男を抱き上げた時に「この子のために生きる」との思いがあふれた。それが白河を変えていきたいという決意と重なった

 ウエディングプランナーの仕事にもようやく慣れた頃、僕は病気に倒れた。 いつも通り実家の結婚式場で働いていたが、ひどい腹痛に襲われた。近くの医院で受診し、仕事場に戻るとすぐ、その医院から「今すぐ入院して」と連絡が入った。市内の病院で診断を受けると、慢性膵炎(すいえん)と告げられた。 膵臓(すいぞう)につながる管がねじれて、食べ物の消化を助ける働きが弱っている状況だった。その病院には2週間入院したが...

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