ゴールへと続く走路を駆け抜ける。ぼやけた世界を走る助けになるのは幅5センチの白いライン。それが私の全てを懸けて戦う舞台だ。 私にとって今季の一番大きな大会が10月にあった。インドネシアで開かれたアジアパラ競技大会。私は、日本代表として臨む400メートルで、59秒02の自己ベストと、自分が持つアジア記録の更新を目標に掲げた。 日本と時差がほぼない決戦の地。国内での事前合宿で十分に調整して1...
この記事は会員専用記事です
残り774文字(全文974文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。