【6】小児科医の道歩み出す 郡山ペップ子育てネットワーク理事長・菊池信太郎

01/26 08:30

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済生会宇都宮病院に勤務していた頃の私(後列左)。忙しい毎日だったが、患者に向き合い、後輩医師の指導に当たった。その時の経験が今の自分を支えている

 医師への一歩は浪人生活から始まった。  医学部一本に志望を絞り、東京の親戚宅から予備校に通った。そんな自分を、既に大学生活を謳歌(おうか)している友人と比べて、哀れに思ったこともある。それでも1年後、東京慈恵医大に合格。晴れて医道の門をくぐった。  医学生は、卒業前に専門とする診療科を決める。私は小児科と耳鼻科、脳神経外科に興味があった。5、6年の夏休みには、都内の国立小児病院(現国立成育医...

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