菊池医院は、開院から70年となった。 初代院長の祖母・寿子(としこ)、2代目の父・辰夫が築いた伝統を、3代目としてしっかりと引き継いでいかなければならない。 「全ては患者さんのために」 祖母はこの思いに駆られ、戦後間もない1948(昭和23)年、女性で初めて郡山市に小児科医院を開業した。当時、市内には小児科医院がほとんどなく、訪れる多くの子どもたちの診療に当たった。加えて人力車に乗っ...
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