磐城高に通ったが、大学に行ってまで勉強しようとは思っていなかった。 進路を決める時、父にこう言われた。 「大学に行かなくてもいいが、俺がしてやれるのは大学に行く金を出すことぐらいだ」 この言葉で大学に進む決心をした。でも受験は面倒だから、推薦入試がいい。大学ならどこでも良かったので、最初に案内が届いた東北工大建築学科を受験し、入学した。 大学に入っても勉強には熱が入らず、アルバイトに明け...
この記事は会員専用記事です
残り626文字(全文826文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。