【6】心も一緒に折れかける 読売巨人軍コーチ・鈴木尚広

01/12 15:00

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初めて参加した宮崎キャンプでプロのレベルの高さを肌で感じた。けがに悩まされた2軍生活を支えてくれたのは、父(右端)と母(左)の叱咤激励だった

 「とんでもないところに来てしまった」 1997(平成9)年2月1日、プロ1年目のキャンプが始まった。しかし初めから、プロ野球のすごさを思い知らされた。 当時の監督は「ミスタージャイアンツ」の長嶋茂雄さん。松井秀喜さんや桑田真澄さんといったテレビで見ていたスター選手が目の前でプレーしていた。 松井さんはゴルフボールのように打球を飛ばしたが、私は外野まで飛ばない。そのスピードとパワー、技術に圧倒され...

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