茶色い濁流がうなり声のような大きな音をとどろかせていた。 2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨で、只見川流域は甚大な被害を受けた。 大雨が本格化した30日夕、私は金山町内で災害現場の写真を撮影していた。「記録に残さなければ、災害時の正確な状況が分からなくなる」という使命感からだった。 風景写真の撮影場所として有名な金山町の第4只見川橋梁(きょうりょう)では、普段は橋の数十メートル下を...
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