【8】あの日を風化させない ハッピーロードネット理事長・西本由美子

06/12 08:00

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生徒たちがベラルーシで得た教訓をまとめた冊子。冊子に込められた生徒の思いを、古里の未来を考える力にしてほしい

 「私たちの世代が伝えていかなくては」  チェルノブイリ原発事故で甚大な被害を受けたベラルーシを、昨夏訪問した高校生たちには、そんな意識が芽生えたようだ。  なぜなら現地では、原発事故が既に「歴史の一部」になっていたからだ。  「原発事故は、両親が幼い頃に起きたこと。詳しくは分からない」  福島の復興に生かすヒントが欲しくて事故について質問した生徒たちに、現地の大学生はこう答えた。事故から...

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