誰にでも大切な言葉があると思う。 私には二つある。 その一つが「不動心」。私が独立した時、師匠の宮入行平から贈られた言葉だ。師匠は書もしたためてくれて、額装して仕事場に掲げてある。 「藤安、心を動かすなよ」 その書を見つめていると、亡き師匠が今なお導いてくれているような気がする。 もう一つは「本質を見つめ、深く考えろ」。 精神面の師である高山武士先生から常々言われている。刀とは何なのか。なぜ古刀...
この記事は会員専用記事です
残り535文字(全文735文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。