大好きだった祖父が、今に導いてくれたのかもしれない。 司法試験を諦めた私は、まさに燃え尽き症候群。徒労感にさいなまれ、毎日をうつろな状態で過ごしていた。そんなある日、亡くなった祖父がいわき市の造林会社で働いていたことをふと思い出した。 祖父は、明治時代に東京や横浜を中心に経済活動をしていた「甲州財閥」につながりのある人。電力関係の会社に勤めていたが、専務としていわきの会社に送り込まれた。 勿来の...
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