【8】一生に一度の使い捨て 磐城高箸社長・高橋正行

06/26 08:00

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県の研究員の「人の生活にとって価値のある割り箸は」という提案から誕生した「おめでた箸」。使う人を思う商品作りが割り箸の価値観を変える

 どんなに品質の高い割り箸を作っても、その価値を正しく理解してもらえない。 大方の評価は「結局は使い捨て」。こうした偏見に対して、「一生に一度くらい、使い捨てでいいじゃないか」というメッセージを強く込めた商品を作った。 生後100日を祝う「食い初め」に合わせた贈答用の「おめでた箸」だ。 この商品は、芯側が赤みを帯び、樹皮側が白い杉の特徴を生かした。主役の子ども用の割り箸は赤みと白みの境目を使って紅...

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