「日本一のバトンタッチをする」 それが安積女高合唱団の新しい顧問に私を指名した渡部康夫先生の望みだった。 合唱の強豪校はたいてい、顧問の先生が代わっても前任者の「色」が強く出てしまい、混乱してしまうことがほとんどだ。だから安積女も「次に誰が指導しても必ずつぶれる」と、みんなに思われていた。 実は、安積女の顧問就任の要請を2度断っている。でもその裏で、私の知らないうちに包囲網が出来上が...
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