【2】神様のような人だった クラロン会長・田中須美子

07/18 16:24

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夫が自らを律するために書き残したメモ。写真と一緒に私の机の上に置いてある。毎日この言葉を実行できたか確かめて仕事を終える

 「田中善六」という存在を抜きにして、私の今はあり得ません。  田中善六は、1947(昭和22)年に結婚して亡くなるまでの55年間、私が添い遂げた夫。気恥ずかしいけど「生まれ変わってもまた2人で人生を歩みたい」と思う最愛の人ですが、それ以上に人間として尊敬できる人でした。  彼を一言で言い表すと「神様のような人」。心遣いやいたわりの気持ちにあふれ、誰にでも優しい。特に弱い立場の人を一生懸命に応援し...

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