【8】新しい社名が大問題に クラロン会長・田中須美子

07/26 17:09

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災い転じて福。「クラロン」という社名が引き起こした商標問題から、会社の発展につながるスポーツウエア製造が始まった

 「名は体を表す」と言いますが、名前を付けるのは本当に大変なことです。  親戚から夫と2人で経営を引き継いだ肌着の会社は「錦メリヤス」と言いました。経営が軌道に乗り始めると、社名に苦情が付くなどしたため、5周年を前に「クラロンメリヤス」に変えました。  当時、肌着を作るのに使っていたのが、倉敷紡績と鐘淵化学工業の糸。高い品質の証しに倉敷の「クラ」と、鐘淵の製品「カネカロン」の「ロン」を取って名付け...

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