【3】突然休みになる幻の店 とら食堂店主・竹井和之

08/21 08:00

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田んぼに囲まれた白河市郊外の自宅におやじが開いたとら食堂。当時19歳の私は東京から戻って店を手伝った。その時から私のラーメン道が始まった

 おやじが自分の店を持った頃には、「将来はラーメン屋をやる」と決めていた。  それは私が中学2年の頃。おやじは雇われ店主のような形で白河市街地の店でラーメンを作り始めた。私はよく遊びに行っていて、おやじにラーメン作りを教わったことがある。それがこの道を志すきっかけだったと思う。  それから4、5年して1973(昭和48)年、市街地から離れた田園地帯にある自宅の敷地で店を開いた。それが今に続く「...

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