「おやじを超えたね」 お客さんから、そう言ってもらえるようになるには、とら食堂を継いでから10年ほどの歳月がたち、私も40歳を過ぎていた。 名人と言われたおやじのやり方が正しいと思ったら引き継ぎ、もっとおいしくなると思えば思い切ってやり方を変えた。自分の味に自信が持てるようになると、不思議とお客さんに評価してもらうことが増えて「努力が報われた」と思えるようになった。 弟子を受け入れる...
この記事は会員専用記事です
残り608文字(全文808文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。