【12】次代にたすきをつなぐ 会津本郷焼宗像窯8代当主・宗像利浩

09/28 15:00

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息子の作陶を見守る私(左)。時代の変遷の中で私も成長しながら、しっかりと宗像窯の伝統をつないで、これからも歴史を刻み続けるようにしたい

 宗像窯は300年、会津本郷焼は400年以上にわたり作陶の技術と精神をつなぎ続けて今がある。それはまさに駅伝でたすきをつなぐようなものだと思う。 私は今、9代目の長男利訓(34)と一緒に同じ工房で作陶に取り組んでいる。キャリアの差はあるが、私も息子も一人の陶工として信念を持つ。伝統工芸を取り巻く環境も変化している中で、作陶のやり方を巡って互いに議論するときもある。 息子は、宗像窯伝来の「緑釉」を改...

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