宗像窯は300年、会津本郷焼は400年以上にわたり作陶の技術と精神をつなぎ続けて今がある。それはまさに駅伝でたすきをつなぐようなものだと思う。 私は今、9代目の長男利訓(34)と一緒に同じ工房で作陶に取り組んでいる。キャリアの差はあるが、私も息子も一人の陶工として信念を持つ。伝統工芸を取り巻く環境も変化している中で、作陶のやり方を巡って互いに議論するときもある。 息子は、宗像窯伝来の「緑釉」を改...
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