「マタギをやっている猪俣さんですか」 2013(平成25)年の春、私が経営する食堂の片隅で一休みしていると、1人の男が訪ねてきた。 「そうです」と答えると「映画を撮らせてもらえませんか」と男は頭を下げた。それが映画監督の安孫子亘さんとの出会いだった。 急な依頼に反対する人もいた。安孫子さんの知名度はまだ低く「お金だけ取られるのでは」と心配された。でも私は直接話した印象から「この人は信頼できる」と判...
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