作品に触れて、動かす。これこそが学芸員という仕事の醍醐味(だいごみ)だと思っている。 学芸員ほど作品を身近に感じられる職業はない。モネやゴーギャンといった名だたる作家の作品でも実物に触れられるからだ。 私は、絵の中に筆の毛を見つけたことがある。その時、時空を超えて過去とつながり、画家がそこにいるように感じた。こうした体験は学芸員という仕事の魅力の一つだろう。 作品を動かすというのは文...
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