郡山市立美術館の館長に就任する話は、私にとって青天の霹靂(へきれき)だった。 郡山に長く住んでいるが、県立美術館で役職に就いているわけではない。学芸員としての実績や、大学院での研究成果が評価されたのかもしれないが、理由は今も分からない。 でも自分が暮らす街の美術館なので「私にやれることがあるなら」と考えて引き受けた。 県立美術館時代は、調査研究や展覧会を企画することが主な仕事だった。...
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