【9】ピンチの時に商機ある おくや社長・松崎健太郎

12/19 08:00

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私(中央)たち異業種5人で作った海外向けの即席ラーメン「ロ麺(メン)チスト」。震災というピンチを乗り越え、新しい道を開く力をくれた

 商機はどこに転がっているか分からない。  おくやは法人化した2009(平成21)年ごろ、海外に販路を持っていた。県の上海事務所を通じ中国に豆菓子を輸出し、地元喜多方市の酒蔵の紹介で台湾で甘納豆などを販売した。評判も良くて売り上げも結構あった。  しかし11年、状況が一変した。  東日本大震災と原発事故が起き、世界各国が県産品の輸入を規制した。輸出入は国家間の問題。豆菓子屋が騒いでもどうする...

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