【10】子どもたちに伝えたい おくや社長・松崎健太郎

12/20 08:00

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キャラクター「豆こぼし」や豆菓子の紙芝居を作り、独自の商品を販売した母校の後輩たち。私の講座で学んだことが将来に生かされたらうれしい

 私には大切にしている行事がある。  それは2月3日の「節分」。豆を取り扱う商売柄、年中行事の中で最も大事にしている。でも節分行事は最近、様変わりしてきた。  私が子どもの頃は、父親を先頭に台所や玄関などで「鬼は外、福は内」と元気よく豆をまいた。そんな昔ながらの風物は関西発祥の「恵方巻き」に押され、姿を消しつつある。  古来、豆には災いをはらう霊力があると信じられ、「豆まき」は室町時代に定着...

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