福島がチャンスをくれた。 私はふくしま国体の前年1994(平成6)年、福島県にIターンした。何の縁もゆかりもない福島に来たのは、2年後に控えたアトランタ五輪にチャレンジするためだ。 当時、31歳。日本陸上選手権4連覇の後、記録が伸び悩み、NEC陸上部から引退勧告された。でも「もう一度五輪に出たい」との思いが強く、勧告を受け入れられなかった。 そんな時、ふくしま国体に向けて選手強化に取り組む...
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