「ぼくは、将来世界一のコックになりたい」 私は、郡山ザベリオ小の卒業アルバムに将来の夢をこう書いた。12歳の時にはもう既に料理人を夢見ていた。 それは幼い頃から、料理が常に身近にあったからだと思う。 私の生家は、郡山市の市街地で「染本(そめもと)ホテル」を営んでいた。元々は料理屋旅館を開いていたが、道路の拡張に伴い、ホテルに転じた。開業の経緯からホテルには和洋中のレストランがあった。 私...
この記事は会員専用記事です
残り601文字(全文801文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。