【5】何もかもが鮮烈だった KIHACHI元総料理長・鈴木眞雄

01/24 15:04

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KIHACHIの仲間と私(中央)。私は師匠の熊谷喜八(後列左から5人目)の背中を追い掛けながら料理の道を究めようともがいた

 熊谷喜八が料理長を務める「ラ・マーレ・ド・茶屋」は、何もかもが鮮烈だった。  リゾート地として古くから親しまれる神奈川県葉山の海辺にあり、取れたての相模湾の魚を使ったフランス料理が売り。東京から足を運ぶ人もたくさんいて、連日予約が取れないほどの人気店だった。  レストランフロア入り口に大きな水槽型のショーケースがあり、たっぷりの氷の上に魚介類が並ぶ。そこからお客さまに魚を選んでもらい、好みの調理...

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