「これからの生涯、車いす生活で介助を要することになるでしょう」 事故から1カ月半後、担当の医師からそう宣告された。僕はそれを床を見つめながら聞いた。 当時僕は、体を動かせないのでお尻が床擦れになってしまい、治療を受けていた。あおむけの状態で体をベルトで固定したまま、表側と裏側を反転させることができるベッドに寝ていた。なぜかは今も分からないが、医師はベッドが裏側の時に来て、僕の顔を見ないで説明...
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