【9】子どもがくれる気付き 旅する書道家・千葉清藍

03/11 15:00

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わらで作った和紙に小学生がわらの筆で書いた書。子どもの持つ純真な力は芸術としての書の可能性を度々、私に気付かせてくれる

 独立、そして結婚、妊娠。 私にとって2014(平成26)年は激動の1年となった。 「書道家」専業となってからは、書道教室の講師や式典などでの実演、ロゴや題字の制作などが主な仕事になった。結婚して妊娠してからも9カ月まで書道パフォーマンスを行ったり、米国での活動もこなした。それが私にとって自然なことだった。 「何かあったらどうするんですか」と病院では摂生を促す先生もいたが、主治医の言葉で私は意を強...

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