【9】今の環境で最善尽くす 東京五輪カヌー・スプリント代表内定者・宮田悠佑

03/25 14:47

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和歌山県の文里湾で練習する私。福島と比べてうねりもある海での練習環境は厳しいものがあったが、ここから五輪への挑戦を始めた

 2013(平成25)年9月、高校の時から目標にしていたオリンピックが東京で開かれることが決まった。  私は大学4年。思うような成績を残せず、カヌー人生を諦めるか迷っていた。強化合宿に参加し日本代表として国際大会に出場する「A代表」に入れず、五輪出場へのスタートラインに立つことすらできなかったからだ。  「選手として和歌山に来てくれませんか」  国体開催を2年後に控えた和歌山県から声を掛けられた。...

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