遠い未来を想像してみる。 例えば、25年後。中間貯蔵施設が土地の返還期限を迎える節目の年だ。そこに、除染で運び込まれた膨大な汚染土壌の姿はもうない。 かつて祖父母や両親が生まれ育った跡地では、成長した子どもたちが新しいまちづくりに情熱を燃やしている。そんな光景が思い浮かぶ。今も県外で最終処分する場所について議論が進んでいないように映るが、住民は国との約束をずっと忘れない。 東京電力福島第1原発の...
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