私にとって、磐梯山は「ふるさとの山」であり、原点だ。 初めて登ったのは、小学3年生の8月。麓のスキー場から山に入った。登山道を進むにつれて、山の中の景色が変化していく様子に、新鮮さを感じた。岩場を越えて山頂に着くと、いつも岸から眺めていた広大な猪苗代湖が、眼下に丸く小さく見えた。山頂からじゃないと見ることができない景色がある。そのことを知ったのは、この時が初めてだった。いま振り返れば、この経験...
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