風船を打ち上げるたびに、さまざまな課題に直面し、それを乗り越えてきた。 風船が遠くに流されないよう、風船の上昇速度を上げ、気象データを基にして飛行経路を予測する精度を高めた。気温が下がる上空で発生するカメラレンズの結露や、装置を確実に回収する方法など、ジグソーパズルのピースのように、無数にちりばめられた問題を一つずつ解決し、宇宙を目指した。 ようやく宇宙を撮影できたのは、2012(平成2...
この記事は会員専用記事です
残り624文字(全文824文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。