大熊町交流ゾーン指定管理者のサンアメニティ(東京都)主催の「みちのくプロレスin福島大熊バトル」は10日、同町の交流ゾーンイベント広場で行われた。リング上でみちのくプロレス所属のレスラーらが華麗な技を披露し、集まった100人超の観客を沸かせた。
大熊バトルは、プロレスのパワーを地域の復興につなげようと企画した。当日はシングルマッチ2試合、タッグマッチ1試合の計3試合が行われた。力強い投げ技やスピード感あふれる攻防に加え、観客席での場外乱闘も発生し、間近で見るプロレスの迫力に会場から大きな拍手が送られた。
試合に先立ち、小学生を対象にしたプロレス教室も行われた。東北新幹線はやぶさ選手らがコーチ役を務め、受け身の基礎となる前転やロープの反動を利用してリング上を走るロープワークなどを楽しく学んだ。子どもたちはうまくできた際にポーズを決め、保護者らが目を細めていた。